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Movable TypeはCMS

Movable Typeは、CMS(Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム)です。ウェブサイトのコンテンツを管理するためのツールです。

Movable Typeには、いくつかのプロダクトがリリースされていますが、基本的にMTタグを使ったテンプレートで、静的ファイル(HTML等)を生成するコンテンツ管理システムです。

Movable Typeのテーマは、公開サイトのサイトデザインを一元化し管理できる機能です。

テーマには、公開ページを生成するためのテンプレート、ユーザーが独自にサイト内で利用する変数を追加出来るカスタムフィールド、サイト公開時に使用するJavaScriptやCSSなどのスタティックファイルを定義したものです。

テーマは一元管理を行えるため、複数のMovable Typeのサイトで利用でき、自社開発も可能ですが、MT専門業者の中には、テーマを提供する企業もありますので、エンドユーザーは、テーマを利用する事で、インハウスでのウェブサイトを公開することも可能です。

当社が求めるウェブサイト

オンラインプレゼンスを前提に、当社のようにBtoBで、ニッチなセグメントをターゲットとする企業のコンテンツは、キーワードを決め打ちするより、検索エンジン対策として、Google検索エンジンが求めるコンテンツを整備し、多くのページを検索インデックスに登録することが重要と考えます。

これを当社では、Googleとの親和性向上策と定義し、オンラインプレゼンスの強化を前提に、「ページスピード」「モバイルファースト」「構造化データ」「ページ内リンク」「HTML構文」を重要要素と考え、これらの前提を基軸に、当社が求めるCMSを整理してみます。

ページスピード

モバイルファーストが求められる今、ページスピードは、必須要件となりました。

モバイルファースト

レスポンシブルデザインは、モバイルファーストを実現する上で、必須の要件となります。

構造化データ

Googleも推進する「セマンテック・ウェブ」には、構造化データを整備したい。

ページ内リンク

オンラインプレゼンスの強化には、UXの観点からページ内リンクは、実装したい。

HTML構文

当社が考える究極のSEOは、正しい[HTML構文]でページを公開する事と考えます。

独自のサイト管理文化

当社は、ネットショップの運営支援を行ってきました。

数千ページのコンテンツ、短期間での価格変更、新旧製品の差し替え、ランディングページの作成、リンクなど、多くの難題に対応するために、人手だけでは限界も多く、様々なイノベーションの結果、独自の方式が生まれました。

CMSへの投稿は、xml-rpcを使ったAPI方式、コンテンツ投稿度同時に画像も自動でUploadする。リンク切れによる検索順位低下の阻止、データベースを活用した、仕様の自動生成、複雑なメンバー価格の設定など、コンセプトの一つ【Zero Personnel】を追求する事で、このようなサイト管理の考えになりました。

ECによる効率化

オフィス匠のこれまでのサイト管理構成図

当社では、従来ECサイトの運営支援などを通じ、コンテンツを個別に投稿せず、ツールを用いて、xmlrpc等のインターフェースを通じ、一括(個別も対応)投稿する手法でサイトの公開を行ってきました。

1000ページ以上の商品ページを持つサイトを運営するために、管理画面からのコンテンツ生成は、公開後の確認作業や、新規商品の追加や廃盤商品の削除など、人の作業で対応するには、時間的にも精度的にも課題が山積していた事が、イノベーションの始まりでした。

自社開発ツールは、画像の統一サイズ化、スペックの自動生成、顧客ランク別の価格等、データベースを用い、最大限の自動化処理を取り入れました。

この結果、価格改定などは、1,000アイテム程度のサイト更新は、4時間程度で対応できるようになりました。

MT Data APIの活用

モバイルファーストの時代と共に、レスポンシブルデザインが必要になり、ECサイトでも、商品以外のサイトコンテンツを作成する必要があります。

これらのコンテンツは、従来型のWebオーサリングツールを使った方式で対応していましたが、最大の課題は、コンテンツソースの管理方法でした。

そこで、この課題も、ソースを一つのファイルで管理できるExcelを用いた方法で大転換を行うことにしました。

そんな時に、Movable Typeは、DataAPI機能がリリースされ、Excelで画像もコンテンツも一元管理したファイルから、【コンテンツ要素取得】【コンテンツの生成】【コンテンツのDataAPIでの投稿】を行えるツールの開発を行い、現在に至っています。

Movable TypeをCMSに

Movable TypeのData APIは、基本的にサイト管理を管理画面を利用せず、サイト運営を出来る機能を有しています。

これにより、ECサイトも、オンラインプレゼンスを意識したサイトも、当社では全てのコンテンツをExcelで作成し、投稿時にExcelから情報をインポートし、画像をwebpなどの次世代フォーマットに変換し、投稿コンテンツを生成し、DataAPIで、画像とコンテンツを同一トランザクションでMovable Typeに引き渡しています。

MT Data APIは、ほぼ満足のいく結果をもたらしてくれています。

Movable Typeで最適解

公開するサイトのページスピードを向上させるには、Movable Typeの静的ファイルが強い味方になります。

そして、ホスティング環境でも、nginxを上手く使うことで、ページ速度の向上がはかれます。【Gzip配信】【nginxでの静的ファイルの直接処理】により、オーバヘッドの要因であるBootstrapのCSSやJsも速度改善できます。

これにより、Bootstrapを使ったサイト公開での課題は解消されます。UXにも効果を発揮、モバイルファーストに対応するBootstrapを利用することで、オンラインプレゼンスの向上に取り組めます。

今後、重要視されるであろうセマンティック・ウエブには、Movable TypeのMTタグ、カスタムフィールド、モジュールテンプレートを上手く使って、【WebSite】【Article】【BreadcrumbList】などの構造化データを実装出来ます。

ページ内リンクは、Excelコンテンツツールで、コンテンツ生成時に、ヘッダータグのID属性から自動的にページ内リンクを生成する機能を持たせていますので、整合性の高い、ページ内リンクも実装したページを生成できます。

Movabl Typeは、静的ファイルを生成するので、公開後のHTML構文も随時チェックし、クリアなExcelコンテンツを保存しておけば、修正や再投稿などでも、HTML構文も管理できます。

当社では、自社の求めるサイトを公開運営するために必要な要素を詰め込んだ、MTのテーマで、結構多めのカスタムフィールドの定義、BootstrapのCSS、JS、独自API向けのAPIなど、テーマに同梱する事で、サイト全体の管理工数も軽減されます。

Movable Typeは、当社サイトの公開に最適のCMSです。